- 2012年11月19日 20:37
- おでかけ
へぼ祭に行った日、蓬莱泉で有名な関谷醸造の吟醸工房行ったんすよ。
去年は間違えて本社の方に行ったんだけど、どっちもいい所やね。
皆話しこんだりお土産みたりしてたので、誰も興味示してなかった郷土資料館に居たんだけど、ここが個人的にはかなり面白かったので記事にしてみる。
案外広かったので、1個1個ゆっくり見るなら2時間くらい余裕で過せそうだなーと思った。
正直な所、看板みるまで自分が豊田市に入ってる事に気付いてもいなかったし、看板見ても『稲武』が何て読むのかも分からないくらいに未知の土地だった。
こうゆう郷土資料館って、歴史の解説がだらだらだらだらと年表になって書かれてたりすると思うんだけど、ここは郷土で使われてたものとかかが大量に展示してあった。
地域の伝統芸能と思われる人形浄瑠璃から初まり、農具、養蚕、鍛冶、剥製、電化製品なんかまで幅広い。
帰って調べてみた所だと 元々は明治百年を記念して収集されたモノらしくて、確かに他所で見るような 石器とか青銅器とかそういう出土品みたいなモノや、江戸がどうの みたいなものも無かったな。
この辺は江戸って言われても違和感ないとも思うが。
近代のもの
ウチの母親はアンティークなミシンとか好きなので、こういうのは喜ぶだろうなーと思いながら写真を撮った。
明治期のラジオやランプに蓄音機、二眼カメラやら何か色々あった。
壁掛けの振り子時計とかは数が多かったけど、記事冒頭に上げたようなのは珍しい気がする。
SANYOの炊飯器なんかもあって面白かった。
ちゃんと保温と切り替えもできる。
このコーナー撮ってる時に呼び戻されたので、あまり近代のものは撮れなかったのだが。
養蚕
明治期に盛んになった養蚕も、高度経済成長期の中頃には衰退していったようで、
平成になっても残っていたいくつかの養蚕家達が伝統を守る為に今でも活動されてるらしい。
ここにはその最盛期の頃の名残を見る事ができる。
蚕を煮たてて眉から糸を積いでいく姿というのは、様々な近代作品でも見かける事があるけど、その細かいディティールはよく知らなかった。
自分が京都にいるのもあって染めや織りに関しては、地域教育の一貫で何だかんだで目にする事も多かったのもあるのだけど。
ここでは別にフローが解説されるような展示ではないのだが、普段目にする事の出来ない道具が所狭しと並んでいて面白い。
実際に草木染めで染めた糸も展示されてた。
浄瑠璃
芸能として浄瑠璃がどうのという話しではなく、ここの中心は人形の展示。
とくに顔の部分が沢山あったのだけど、けっこう痛みは激しいですね。
でも気んなったのは人形の服の方。
これもそんなに状態がいいってわけじゃなかったけど、ひとつひとつ面白い。
養蚕や織物が行なわれていた土地の人形だから、豪華な着物を持っててもおかしくはないよね。
こーゆーの見て模様から意味を読みといたり出来たら面白いんだろうなと思う。
その他
ちなみに人形が入口あたりにあって、一番奥が機会類だったので紹介の順序は逆。
既に書いたけど、他にも沢山の剥製や農具や鍛冶道具なんかがあって面白かった。
近くに立ち寄る事ってあまり無いと思うけど、お酒好きな人なら 蓬莱泉の吟醸工房は行ってみたいと思うので、吟醸工房に行く機会があったら 寄ってみて欲しい。
入口で写真撮っていいかの確認させてもらった時、ご老人達がお茶を楽しんでられたので、
お話聞けばもっと土地の事が分かったのかもしれないな。
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