ちょっと前に見た攻殻見にいった時に予告が流れてて気になってたんだけど、なんか回りの評判もいいので見てきた。
こーゆー激しいアクションある映画みるの久し振りなんだけど、一緒にいった友達は 登場人物の少ない落ち着いた映画久し振りに見たって言ってたしそんな激しいわけでもないのかもしれない。
なんか「息遣いが大事なので字幕でみよう」って先に見た友人に言われてたので、字幕・3D で見たんだけど納得だった。
あと、数年前にナルニアで死にそうになってから 3D 映画一切みてなかったんだけど、これは全然酔わなかったし 3D で見て良かったと思ったわ。
ってか途中水滴の表現とかみてると近くにあるなら 4D で見るのがいいのかもなー。
さてこっから映画の感想なのでネタバレがあるよ。
映画は面白かった。
これ以上でもなく、これ以下でもない感じ。
大絶賛するほど面白くもなく、こき降ろすほどつまらなくもなく。
なんか映像的にはげー久し振りに 3D 映画みたっつーか、初めてまともな 3D 映画みた感じだけど、最初はなんかクッキリすぎて違和感あったけど途中から気にならなくなったし、吹っ飛ばされたライアンの息遣いのまま カメラが宇宙服の内側に回る所とか、船内の水がカメラにつく所とか、立体で涙が飛んでくるのとか すげーうぉぉぉってなったし。
内容的には そもそもこーゆードキドキする映画苦手なんだけども、それでもドキドキして面白かったーっていえる感じにハラハラしたし、マットがかっこよすぎて 帰ってきた時は マジでか! ってなったりもしたし、実はいなかった時は マジでかー ってなったし、いい感じだった。
でもなんか、マットの下りを除けば「どうせ最後は助かんだろ」みたいな感覚で映画みてしまってたので、最後までそんな感じで あまりその辺の生きるか死ぬかみたいなドキドキ感がなかったかなー。
途中「じつはガソリンがない」みたいになった時に、このまま死んだら俺この映画絶賛しそう、絶賛してるやつらといい酒が飲めそう、みたいに自分の中で盛り上がってたので、それを裏切られたのもあるが、まぁやっぱり「どうせ最後は助かった」のよね。
パニック映画って殆ど見た事ないんだけど、これ見終わった後に かなり昔に同時上映で見た2本の映画を思い出して、
1つは『ディープブルー』ってサメの映画で、どんどん逃げるやつが減っていく中で3人残った中、最後の最後でヒロインが死んで えーーーーってなって最後なぜかコックが生き残るという所が好きで、ってかそのコックが好きなんだけど、まぁすげー印象に残ってて、
あともう1つ『パーフェクトストーム』って漁船と嵐の映画なんだけど、そんなにデカくない漁船で勇敢な船員達は意見違いでブツかったりもしながら、最終的に大漁の魚を手にいれて 嵐の中を帰るわけだが、でかい波を波乗りのように乗り越え、揺れに耐え 苦難を乗り越えて結束していく。
でもこれ実話がベースにんってるから仕方ないんだが、最後あっさり もっと巨大な波が越えれなくて船が転覆して死ぬ。
葬式のシーンながれた中に 毎年これだけの人が海難事故で死んでいる みたいなメッセージが出て終わる。
当時、実話ベースだなんて知らずに見たから あんだけ盛り上がって波越えてたのにダメなのかよー ってなった記憶がある。
なんか俺はそーゆーちょっと捻くれた所が無いと、こーゆー映画みたあとに印象として残らんなぁ というのを感じた。
見てる間は面白かったんですけど。
まぁ何が言いたいかっつーと、映画はすげーハラハラして面白かったし、映像もすごくて絶賛されてるのも分かるけど、俺が見る映画じゃなかったわー って事。
追記
そういえば映画みてて『プラネテス』読んでて良かったって思ったので、未読の人は是非。
あと、タイトルが原題のままで良かったよー教の人がなんか回りは多いけど、作中で表示されるのは原題なんだし 作品としては原題が付いてて完成してるけど、国内の広告的にはどう考えても1センテンスのグラビティよりゼログラビティの方が語感も残りやすいので、俺は邦題はコレでいいと思う。
どうせ作中は冒頭と最後に原題が出るし、それで十分だろ。
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