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映画『朝食、昼食、そして夕食』を観た

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先々週くらいに大阪であったベルギービールウィークエンドに友達と行ってたんだけど、まさにその真上に映画館があったので、酔いどれつつ見てきた。

とくに見る映画ないなーと思ってた時期だけど、この映画は2ヶ月後くらいに京都で見ようと思っていたのだった。


朝食、昼食、そして夕食

人口十万人に観たないスペインの小さな町サンディアゴ・デ・コンポステラ。

巡礼の道の終着点であり多くの観光客も合わせると、その1日には50万食もの食事が行なわれている。

大皿、小皿、主食に軽食、コース料理からパスタまで。一人であったり、友人とだったり恋人とだったり。

時には予期せぬ事もあり、そこでは人生が変わる事もある。なぜなら、食卓では食欲も魂も開放されるから。

だからここは、人生の味を変えるチャンスが毎日50万回もある。

 

記憶の範囲だとこんなような冒頭ナレーションで始まるのだが、この映画では沢山の人たちが町の中で沢山の人達と関わり、そして食事をとっている。

朝食を取り子供を学校へ送り出す母親、日々の食事を粛々と過す老夫婦、高級レストランでディナーをとるカップル、新人面接前の時間で買ってきた中華を食べる親子、彼女とのランチの約束をすっぽかされる男。

家族での食事、恋に落ちたり、破局したり、不倫にゲイに ...etc…etc

 

一つ一つの食事に物語があり、変化がある。

食事を、人生を楽しんでるなぁって連中から、悲壮に包まれた人まで悲喜交々。

どっちかと言うと、ままならんなぁ  というような感想を持って映画を観てたんだけど、最後にちょっとした救いがあって、余計救われない感じなのは切ないながらもちょっと笑った。

人生、どこに何が落ちているか分からない。

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