映画記事が続くけど、土曜夜に大坂行く予定があったので、昼から行ってカメラの清掃頼んでる時間で映画観てきた。
観たのは『二十四の瞳』なんかで有名な木下惠介監督の生誕100周年記念で制作された映画で、監督の若き日の実話を元に制作されている。
前日にあらすじ読んで見にいくの決めたくらいのラフさだったけど、大変良かった。
映画は木下惠介が戦時下に表現統制にあう所から初まるんだが、そこはプロローグのようなもので、映画の主軸は木下監督が病気の母親をリヤカーで連れて、山を越えて疎開先に行く3日間が中心となってる。
登場人物は監督の家族や撮影所の人、宿屋の人達とか色々いるんだけど、メインはやはり母親を連れていく監督とその兄、そして荷物を運ぶ便利屋。
この便利屋が、最初はうざってぇなぁこいつといった感じの存在だったのに、もう映画見終わった後は ほんといいキャラクターだなーと好きになってしった。
映画みる前に想像してた通り泣ける映画だったのだけど、それだけじゃなく劇場全体が声を出して笑えるような映画でもあったりして、じんわりと暖い映画だった。
100周年記念の記念映画というのもあって、過去作品の映画シーンがふんだんに使われてて、途中すげー長くて 「あれ俺何みにきたんだっけ」って感じになるレベルで尺とってたりもするが、それはそれで意味がある。
いやー、便利屋いいキャラすぎるわ。
もちろん主人公役の加瀬亮の演技もすげー伝わってくるし、脇を固める俳優達も個性派が揃ってて味がある。
そして母親役の田中裕子。
病で寝たきりなので、メインで立ちまわることはないんだけど、最後は不意打ち食らいましたね…
いやー泣いたわー。
俺らの世代的には題材的にも、映像の使い方的にも抵抗はあろうから人選びそうだけど、友達に勧めていきたいなぁ。
あと、見終わってふと回りを見ると、封切り日の映画の日だっつーのに平均年齢が60近い感じになっててビビったw
原恵一監督最新作『はじまりのみち』6月1日ロードショー!
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