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ルオー展ルオー展

元々抽象画は苦手な絵の部類に入るんだけど、せっかくチケットもらったのでって事で行って来ました。

誰か暇なヤツ誘って行きたい所だったけど、行くことに決めたのが前日の夜なので時間がなかった。

といっても、人と美術展行くと顰蹙買うからできるだけ行かないけど。

世界的なルオーコレクションを誇る出光コレクションの主催。

でも、実はジョルジュ・ルオーなる人を知らずに今日は見に行きました。

だって抽象画興味なかったし・・・。



んで、やはりけっこう辛かった。



初期作品は比較的普通な、タッチの豪快な油絵といった感じで、輪郭の引き方が独特でいい雰囲気があった。

で、少し時代が過ぎると、元々ステンドグラス職人だったのが理解できる、透明感と光沢のある油絵に変わった。

この辺はけっこう普通に楽しみながら見てた。

んで、中期以降に来ると展示が入り乱れてます。時期よりも、絵の対象で分けてるみたいで、ちょっと残念。

この辺に来ると抽象がだなぁと行った感じで、俺の理解の範疇外。

よくわからず、とりあえず引いた所から見てたけど、近づいてみるとかなり厚く絵の具が塗り上げられてる。

戻って中期時期の作品を見ていくと、全体的にその盛りがすごいことになってる。

その辺愉しみながら見ていくと、宗教画へと絵が変わっていく。

んで、まぁいつもと違って早めにぱっぱと見ながら進んでいく。

受難ってシリーズはけっこう面白かった。元々詩集の挿絵らしいから詩と一緒に見てみたいけど、シリーズ全部で64点ある。

特にキリストの顔だけが描かれてる1と2が印象的。

後、「見よ、この悲しみに満ちた目」(題適当記憶)って感じの名前の絵もキリストが正面に描かれてるだけ。

すごいちっさい絵だったけど、なんか引き込まれそうな不思議な目。

んで、ぱっぱっぱと見て言ったら出口が見えてきた。

で、出口前でつかまった。



14 タイトル「キリスト」

顔面真っ青なキリストの油絵。

その凄まじい力のこもったタッチは、なんだかゴッホの自画像の用なパワーがあって惹きつけられる。

たぶん、その絵1枚の前に10分は居た予感。(邪魔だった人ごめん

今までの正面を向いたキリストは、とてつもなく悲しい顔ばかりだった。

そしてこのキリストはその極みだった。色彩や背景から受ける印象も悲しみ。

そのとてつもなく強い力を持った目も悲しかった。

こんな絵見たことあるなぁと思って色々考えてたら結論が出た。

青の時代の頃のピカソの絵だ。

そんな印象を受けた。これを書いた頃のルオーはどんな心境だったんだろう・・・。

そう思うといてもたってもいられず、また入り口まで戻って気に入った絵を一つ一つ見て回りました。

とくに目を。



ココのブログの人は東京の展示に行ったそうで、俺が書きたいかなぁと思ったことわかりやすく書かれてるので、とりあえず張っとく。

「ルオー展」



後もう一枚チケットあるけど、誰か行きたい人居たらいってちょーよ。

お安くしときます家の家族は誰も見ないので、もったいないから差し上げます。

14日までだからお早めに・・・ってか俺が9日までしか京都にいないからお早めに。

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