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くしはら ヘボ祭りにいってきた。 【虫写真注意】

文化の日である11月3日に毎年行なわれている『全国 ヘボの巣コンテスト』 通称 ヘボ祭りにいってきました。

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場所は岐阜県の恵那市の串原。

 

まぁヘボって何だって話しなんですが、ヘボってのはクロスズメバチの事です。

つまりクロスズメバチのお祭りなのです。

 

よく分からないよね。

こっからつらつらとイベントの話しをヘボの写真付きで書いていくので、虫の写真はダメ><って人は回れ右で。


さて、会場の串原はけっこう遠いので、当日に京都から向かうんじゃ厳しいという事で、前日にてぃすたんちにお泊りして向かいました。

けっこうお遅くまでお酒のみながらわいわいやってたので、割りと寝坊したw

途中でモーニング(飲み物だけ頼んだら沢山ついてくる!)をいただきつつ、串原へ。

 

想像してた以上にすげー人たくさんいたけど、俺らみたいな遠方から観光できました!みたいなのはすげー少なかったね。

まずは売り切れもあると聞いていた、ヘボ五平餅をいただく。

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美味しいよ!j

よくみると黒いツブツブがあるんだが、これヘボをペーストにしたものらしい。

まぁ原型留めてないからあまり気にならないけど、ペーストにする仕事はしたくないな。

 

ってか会場周辺すげーヘボ飛んでて、食ってたら食べ物に止まる。

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ってかトン汁に突込んできたりしてカオスだったわ。

 

もちろん服とか体にも止まる。

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手乗りヘボかわいい。(メスのワーカーかな?)

とてもおとなしいので、こっちから刺激しないかぎりはめったに刺してきたりはしません。(刺す時は刺す)

気軽な感じだけど、キイロスズメバチのような猛毒でないにせよ毒はあるので、ハチアレルギーとかアナフィラキシーが出る人はいっちゃだめだよ。

 

なお刺された人は救護コーナーに行けば治療してもらえます。

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ヘボの巣コンテストってのは、それぞれの育てたヘボの巣の多きさを競うコンテストで、会場の横に設営されたテントでヘボの巣を巣箱から取り出す作業が行なわれてます。

 

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煙幕とかつかってヘボを眠らせたり弱らせたりするんだけど、結果として数千匹のヘボが会場に集い、隙間からいっぱい出てくるので会場はヘボ祭りの文字通りヘボ達のお祭りみたいになってますね。

 

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テントから出れないヘボ達。

この中にはもちろん女王バチも含まれてて、来年の巣作りの為に越冬させるとの事で、巣を取り出した後の人達が割り箸やらピンセットで女王バチを捕まえてました。

俺もじーっと見てたけど全然見分けられなくて、さっとみつけてさっと挟んで袋につっこんでいくのはすげーなぁ。

 

ズラっと軽トラの荷台に並ぶヘボの巣箱なんですが、けっこう多種多様なビジュアルでおもしろいですね。

箱状のものが多いんですが。

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丸太をくりぬいた物や。

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植物をあしらったものまで、多種多様な感じ。

ちなみに巣箱も会場で売ってたりするので、女王バチを連れ帰れば明日からヘボを育てられるかもしれない。(ムリ

 

そして優勝者のヘボの巣がこちら。

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ででーーーん。

今回唯一の6kgオーバー。

他の5kgオーバーのでかいのもすげーんだが、やっぱりべっかくなデカさだね。

これらは朝早くにいってれば購入する為の整理券が貰えて、買って帰ってヘボ飯をつくったりします。

これ1kg1万とかを軽く越えるので、今回は購入できる金もないのでゆっくりした時間に到着した感じ。(ってか買って帰ってもヘボ飯つくれねぇしな。)

 

ヘボ飯ってなんだっつー話しですが、会場で売ってたので食べてきました。

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出来たての温かいのというのが食べてみたいのだけど、まぁそれは自分で作る感覚じゃないと無理だろうなぁ。

 

という事で。

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へぼ飯。

えっ?ちっさくてよく分からないって?

仕方ないなぁ。

 

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ヘボ飯です。

 

まんまヘボの飯ですね。

ってか、本来メインは幼虫とサナギだと思うんだが、かなり成虫に近いサナギが大量に入ってたわ。

シャリシャリする。

 

蜂の子は栄養満点で滋養強壮にいいらしいので、健康的ですね。

ちなみに冒頭で書いたトン汁ですが。

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こちらにはヘボは入ってませんが、串原の名産であるコンニャクがタップリはいってて美味しいです。

ヘボ飯のお供にいいですね。

 

でまぁここまで書いといて、何で急に思い立ったかのように遠くまでヘボ祭りに参加しにいったかと言うと、

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これの影響です。

なんだまた漫画かよ!っとお思いのみなさん、また漫画なんです。

   

 

この柳原望先生の『高杉さん家のおべんとう』の主人公は地理学として食と民族の文化について研究してるポスドクなんですが、そんな彼が亡くなった伯母の娘(つまりイトコ)である中学1年生の女の子 久留里が同居する事になる所からお話がはじまります。

すげー面白い漫画なのでお勧めなんだけど、作中でタイトル通り色んなお弁当向けの料理が出てくるんですが、主人公の分野である地理学寄りなお話も沢山でてきて特殊な料理も出てきたりします。

そしてヘボ祭りもその一つ。

今回はそんな『高杉さん家のおべんとう』が好きな3人でちょっとした聖地巡礼をしたのでした。

次は伊勢かな!

 

ヘボ祭りは重さで勝負するコンテンストだけでなく、お楽しみ抽選会や優勝者の重さ予想とか色々イベントがあって、最後 は優勝者発表と講評、そして巣の解体、販売となっていくわけですが。

我々は今回はスケジュールの問題で13時頃には会場を後にしました。

来年も行きたいと思ってるので、その時は巣の解体までみたい所ですねぇ。

(ってかちゃんと朝からいって、他の催し物も堪能したいのぅ)

 

 

会場を後にした我々は、一山越えて蓬莱泉で有名な関谷醸造に御邪魔してきました。

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前日にしぼったばかりの槽口しぼりの生原酒を量り売りされていて、試飲させていただいた後に自分用とお土産用とを買いました。

お土産は直接渡せなかったので、関東方面に戻る友達に託したんだけど、喜んでもらえたようで良かった。

 

そしてここから名古屋駅に戻って早めの解散となりました。

楽しい2日間だった。

呼び掛けて泊めてくれた上に1日運転してくれたてぃすたんに大感謝。

来年は土曜日なのでこちらから車を出して乗り込みたい!

 

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最後に、思わず撮ったヘボに紛れてテントにひっかかるバッタ。

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