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『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』を読んだ

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誕生日に貰った本の山に埋もらしていて、半年ほど未読のまま積んでいた。

積讀erの言い訳としては、「積んでいる時間も読書のうち」というのがあって、悪い事じゃないのよ。


ちょっとしたきっかけでウィスキーの事を考えながら自転車で走って帰宅後、散髪に持っていく本を決めあぐねていた目に飛びこんできた。

読むなら今だよなぁと手に取った。


散髪開始と同時に読み始めたら散髪が終わる前に読みおわった。

思ってたより短い。


ウィスキーという飲み物に、俺はあまり馴染がない

一番飲むのがビール、次が日本酒といった所。

加えて、村上春樹の本に俺は馴染がない。

大昔にねじまき鳥だけは読んだけどよく分からなかった。



この本は著者がスコットランドとアイルランドの旅を記したエッセイを、写真をつけて1つの本にまとめたもの。

前編がスコットランドの小さな島、アイラ島。

シングルモルトウィスキーの聖地と呼ばれる場所。

後編はアイルランドの旅。

ウィスキー発祥の島。


ウィスキーに馴染みがない俺でも、スコッチは飲んだ事がある。

というかそれくらいしか飲んだの覚えてないとも言えるのだが。。。

家から2駅の所にサントリー山崎蒸留所がある立地的なのも含めて、馴染はなくてもシングルモルトウィスキーに触れる機会はある。

この本をくれた人もそうだけど、よくお世話になってる人でウィスキーが好きな人もいるしね。


俺の中でウィスキーには一種のあこがれがあって、それが敷居を上げてるんだと思う。

でもこの本の中にあるウィスキーは、もっと日常的でくだけた存在のようにみえる。



この本を読めばアイラ島に行ってみたくなる。

この本を読めばアイルランドを旅したくなる。

この本を読めばウィスキーを飲みたくなる。


そんな優しい1冊だった。


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