日本画にはそこまで興味が無かったりもしますが、やはり秀逸な絵が集う場となれば見てみたいとは思うものです。
視線から端がはみ出る程の大きな絵も多々あって、見ごたえがあります。
やはりこーゆーのは画集や絵葉書やポスターなんかじゃなくて、実物で見ないと残るものがありません。
数百点の中から特に6点ほど気にかかるものがありました。
その辺の話を書いたところで、結局行って見てくれないと何も伝わらないだろうなぁと思います・・・。
でもまぁ、誰か院展を見た人が目にしてくれたらというのと、自分の記録の為に書きます。
さて、その気にかかった6作品の内で、一番ながながと眺めたくなったのは「尾道小景」という絵画。
尾道と言えば海や山が景色としては記憶に残りやすいものだけど、尾道の町並みのほんの一角を描いたのが「尾道小景」。
レトロな雰囲気の町並みや景観が好きな自分としては、かなり惹かれる絵でした。
昔、一度だけ旅した尾道を思い出します。
次は色々賞をとっていた「植物園」という絵。
たくさんの花が描かれているのだけど、色彩がとても独特で繊細ながら花は多く主張しない。
左下に立つ肌の黒い少女が、たくさんの花を髪に挿しているのだけど、手に持っているのは花ではなく風車。
不思議と惹かれる絵でした。
絵ハガキも買ったんだけど、ここまでサイズが下がるとどうにもならないね・・・(´・ω・`)
次が「夜桜」。
これは、10メートル近い幅のある作品。
稲光に赤く照らされた夜桜を描いた作品です。
これは、どこがどうということなく普通に綺麗で見とれてしまう品でした。
ちらほらと見える緑の葉の色も赤い夜桜にあっていて、ほんと綺麗でした。
これも賞をとっていた「忘レ物ノ行方」。
面白い絵でした。
そのタイトルが意味する所もわかりやすく、描かれていた女性も美しかったです。
「レムの水槽」。
これはちょっと異質な感じでした。
初入選の絵が多く飾られた所にあって、これも初入選だったと思います。
この絵が一番手元に残しておきたい絵だったのだけど、絵ハガキは作られていなかったようです。
人物は、比較的イラスト的な印象を与えるモノでした、小説の表紙にかかれているような。(ちょっとtoi8さんぽかった。
その背景は日本がの基本を行っているような葉と、立体感のある水。
この画家さんが、こーゆー作風の人なら、他の絵ももっと見てみたいと思う作品でした。
最後に「夏ばて」。
順路は無いけど、普通に回っていくとほぼ最後あたりに目にする絵。
夏ばてでねそべっている白熊を描いた絵で、おもわず笑顔がもれてしまうほほえましい絵です。
構図がそうだから微笑んでしまうわけじゃなくて、ほんとにそこで白熊が夏ばてで寝ているような印象を受けるほどいい絵だったからです。
近づいてみてみると、白熊の毛がとても細かく描かれていました。
ってな感じで、色々と惹かれる絵に出合えたのだから授業さぼって行っただけの価値はあったようです。
みんなも是非行ってくださいと書いている今日は既に7日ですが、京都での院展の展示は7日までです。
ほんとギリギリで申し訳ナス。
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