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『氷菓』を読んだ

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先日友達の家で泊まって飲んでいた時、以前聞いていたお勧め作家『米澤穂信』さんの本がずらっと並んでいて、5~6冊ほどお借りしてまいりました。

そんなこんなで米澤さんの本は初見です。

この作品はデビュー作みたいなので、順序としては丁度よかったかな?


『氷菓』の続編も借りていて、何冊かまとめて記事にしようかと思ったんだけど、読みおわった時点でこれは1冊でエントリにした方がいいなと思い止まったり。

回りで米澤さんいいよって声が多いので攻めていきたいねぇ。


きっと十年後、この毎日の事を惜しまない。


この小説のレビュー記事探せば、きっとこのフレーズが溢れてんじゃないかってくらい、抜き出すのにピッタリな感じですね。


『〈古典部〉シリーズ』とも言われるこのシリーズの舞台は昔からの大規模な文化祭が有名な神山高校。

そんな歴史ある学校で、もう少しで廃部になる所だった伝統的な『古典部』が物語の舞台であり軸になる。


ミステリではあるんだけど、殺人事件が起きたり怪盗が出たりするようなものではなくて、日常で出てくる不思議を主軸にしながら表題にもなっている大きな謎に迫っていくお話。

大きな謎といってもそれは主人公達(しいては登場人物の千反田える)にとっての話しであって、歴史を覆す大事件とかでもない。

でもそんな謎にとても引き込まれるミステリとして面白い小説だった。


でもそれだけじゃない、青春小説的なニュアンスもあっていいね。

主人公は15歳の高校生なんだけど、作中で10年後を夢想(?)する所がある。

丁度俺は25歳だし、逆に俺は10年前の事を思い返してみたり。


しかもこのお話が作られたのが2001年らしいので、丁度10年!

なんか感慨深いものがあるね。




サスペンス性の薄いミステリってあまり読んでないんだけど、こーゆー本もっと読みたいですね。


加納朋子とか好きなんだけど、ニュアンス的に近いかなと思いました。


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