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まどろむように君と(著:浅井ラボ

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「されど罪人は竜と踊るⅦ まどろむように君と」を読了いたしますた。

やはり浅井ラボは自分が好きな作家五指に入る兵です。

今回は短編集。

・いつもどおり重い、雑誌掲載者3点

・爆笑ものだけどキレイに締める、書き下ろしのが1点

・敵側の外伝的な書下ろしが1点

バランスがとれてますねぇ

以下軽いネタバレあり



では話別に感想。

●序章

Ⅲ巻みたいな序章。

こーゆーあたりさわりが無いのよりも、もっとⅥ巻みたいな思わせぶりなのがいい。

ただ、ヴォックル競技のディティールがつかめるのは気になってた人間としてよかった。

地区分けとかチームの特色は野球っぽいけど、試合事態はサッカーだった模様。

●黄金と泥のほとり

収録1品目は胸糞悪い金品の悲劇。

伏線になりそうなキャラの設置もあるし、名前だけだったキャラが出てきたりもした。

元がありがちな悲劇だけど、この人の手にかかると複雑になって面白いね。

ただ単行本待ちの立場のせいで、読むのに間があるから、いまいち作品の主だったところに出てきてない組織関係を忘れてる。

相変らず情報量の多い小説だなぁと思わされた。

咒式の説目に関しては、すでに頭に叩き込まれてるから省いてくれてもいいくらいだけど。

●しあわせの後ろ姿

あとがきに「ざわ......ざわ......。六巻後、だと!?」となっていたとおり、6巻後(というより5巻後)って感じにジウのこと引きずってる話。

他の短編と比べて、一番続き感があった。

男女関係に関わる悲劇。これもまぁ昼ドラにありそうなネタが元だけど、材料はそうでもうまい料理になってる。

ガユスの狂言廻し具合が顕著。



●三本脚の椅子

椅子学と音楽にまつわる悲劇。

ちょうどデザイナーズチェアーを扱った番組を見てたので、椅子学って言葉に惹かれた。

出てきたのは「天才家具職人トールダムの七十七椅子の一脚『翼獅子四方脚座』」どんな椅子だろう。

まぁ、話の主題に椅子学は関係ないけど、親子をつなぐものとして出てくる。

今回の短編の中では比較的ライトな内容で、音楽に対する姿勢の話。

でも、結末はやっぱり悲劇。

逃れられません。



●優しく哀しいくちびる

一転して喜劇。かなり腹抱えて笑わせてもらった。

悲劇が連続したシリーズなのに、どうしてこんなに面白くキャラを立ち回らせることが出来るんだろうか。

一般的な叙事詩的なお話なら、逆立ちすれば考えることは可能だろうけど、こーゆーのは逆立ちしても無理です。

Ⅲ巻の黒ジウの登場あってこその話しだけど、ほんとにレベルが高い。

でもラストはキレイに締めました。



●翼の在り処

またまた一転して、ガユスやギギナから離れた外伝物。

作者に気に入れられてるのか、またメインはラキ家の二人のようだったけど、今回は他の翼将の各の違いを見せ付けられる。

ってか、とうとう翼将が全員わかったわけだけど、あいかわらず全部個性的だけど関係に破綻が無い。

異常な正義を振りかざすランドック人に始まって、10才~14才しか愛さない変態、生物滅亡希望の魔女。

比較的まともな上位の3人と末席の2人を除いても、7人の変人。それを統括する枢機卿長も変人。

よくコレだけ個性的なキャラだしまくってバランスとれるもんだなぁ。

キャラノ個性はともかく、それを生かしきっているかとなると、西尾維新より浅井ラボの方が上を行ってると思います。

ってことで話別感想おしまい。

次は長編が読みたいなぁ、Ⅵも短編集だったし。

あとオビで漫画化も報じてた。

この手の小説が主体にあるマンガとしては、安井健太郎のラグナロクとか水野 良のロードスとか良い例があるけど、コレに関してはどうだろう。

あの絵のクオリティは出せないし、話もある程度簡潔にすることを考えたら重い話はいっそバッサリ切り捨てて、喜劇メインで出して欲しい。

ラグナロクにおけることぶきつかさみたいな存在は、そうそう出てこれるもんでもなかろうし・・・。

(そもそもラグナロクは元絵がTASAさんだし。

まぁ、単行本待ちか・・・。けっこう楽しみ。



ってかこのページレベル高すぎ。あぁ、こんな設定とか作りてぇ。

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