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ローレライ

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先週の予告では「ヘブン アンド アース」を見に行く予定だったけど、もうすぐ終るということでローレライに変更されました。

しかも、予定してた時間の次の時間のやつになってしまって、どうにもこうにもスミからスミまでグダグダです。



さてローレライ。

戦争映画で潜水艦映画とくれば、不屈の名作『U・ボート』やら『K-19』,『U-571』やらが浮かぶわけだけど、その辺の映画とは一線を画している。

それは褒められた意味だけではないけど。。。

まず、その非現実性。

『K-19』は封印されていた史実を本にしてるし、『U-571』はひん曲げられた史実だったり、『U・ボート』は史実どうのって話じゃなかったりするけど、その作品のリアリティはかなりのも。

でもローレライは所謂『不思議力』が出てきます。それに歴史的にも史実から離れすぎてる。

でも、これはそーゆーのを楽しむ、一種のファンタジーとして十分に面白い。むしろ新しくて好ましい。

その不思議力の設定も、結構悲劇的で筋が(ある程度は)通ってるし、見ててハラハラドキドキできた。

けど、なぜか見終わった後に、かつて『K-19』や『U-571』を映画館で見たときの感動はえられなかった。

役所さんもブッキーもピエール瀧でさえもかっこよかったし、泣ける展開だったんだけど、『この展開が泣ける』って感じの王道の上に近い路線を行っていたので、新しい感動は得られなかった。

思考しながら見れる映画だったし。(つまりは突っ込める余裕もあった。)

狙ってるなぁってところが各所にあったので、大衆受けする映画なんだろうなぁ。なんて書いたら、自身が大衆の範疇外にいるような書き方でなんか嫌だ。

大衆向きな作品を楽しめないのは自分に問題があるんだろうから、直したいけど何を直せばいいのかわかりそうもない。

誰か教えてください。



内容的には、優秀な人間が死んでいった戦後でも『若い人間の創造する力を信じる』みたいな事を言ってた気がした。

戦後、30年くらいの間はその力が大いに働いて、日本は先進国だったりするけど、昨日のTVで『バカの壁』の養老猛さんが「若い人の考える力が著しく低下している」ということを具体的な例をあげながら切々と語っておられた。

少佐の信じた未来は、どんどん悪い方向に向かいつつあるねぇ。

上で書いたのは、昨日の「日本で一番受けたい授業」の番組で養老さんが話してた内容なんだけど、それよりも高見映さん(ノッポさん)の講義が見たかったけど見逃したのが非常に鬱です。

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