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上遠野浩平をめぐる冒険

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ファウストVol,5が、やっと届きました。

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発売から3日ほど。首をながーーーくして待った甲斐があって、中身は重厚です。



まずは上遠野浩平。

自分はブギーポップは3冊程度しか読んでないのだけど、今回掲載されていた、「アウトランドスの戀」

「ポルシェ式ヤークト・ティーガー」の2作品は、ぶっ続けですぐに読んでしまうくらいの魅力がありました。

話の組み方も、キャラクターの描写も、謎の解き方もおもしろかったのだけど、実はこの世界観もブギーポップの延長だということを知ると、ブギーポップシリーズを全て読み終わる前に読んでしまったのを少し後悔しました。

しかし、そんなことは関係なしに面白かったです。

その要因には、今号の表紙も担当しているウエダハジメ氏の絵も、大きく貢献しているようです。

そんな、上遠野作品に関する対談も2つほど掲載されていて、それも読みました。

自分は趣味のゲームのシナリオを細々と書いているけど、作家さん同士の会話というのは、かなりタメになります。

しかもしれが、上遠野に西尾に北山の3人だってんだから、それはもうかなりタメになります。



その後ろに掲載されていた、上遠野の徹底批評というのは、読んでいないブギーシリーズのネタバレ帽子のために飛ばして、次の特集へ。

でも、次の特集は竜騎士07のインタビューと奈須きのこと竜騎士07の対談だったので、それも読み飛ばしました。

「月姫」も「Fate」も「空の境界」も「ひぐらしのなく頃に」も触れていない自分としては、興味の出せない分野です。

次、佐藤友哉の連載があった。新作が3作なのですぐにでも読みたいところだったけど、鏡家サーガシリーズらしいので、鏡家サーガシリーズの最新刊「鏡姉妹の飛ぶ教室」を読んでから読もうと思います。

鏡家サーガの根幹となっているのはサリンジャーなんだろうけど、この人の作品の時系列の使い方とかも、上遠野に根があるんだろうなぁ。

そして、西尾維新。

新本格魔法少女りすかシリーズの新作です。西尾氏らしい、ある意味で期待を裏切り続けてくれる作品です。

かなり、いいフリを残して終ってしまったので、次巻を楽しみに待ちます。はやくVol6でないかな。

まぁ、そんなこんなで850Pの雑誌も、そうそう持ちそうになく、一部のネタバレ対策で回避したものを除くと、あと少しで読み終わります。

これ一冊を長期間まって、こんなすぐに読み終わるのはもったいないけど、ネタバレ対策が要らなくなったらまた楽しめるし。今のところはそれでいいのかもしれません。

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