@HolyGrailにUIも見るべきだという助言をくれたので、実際に店頭に行って見て来てみた。
京都駅のビックカメラはホームから行けるので帰りに寄りやすくていいですね。

それと、@HanaOさんからサイズと駆動方式のお話しを教えていただいたので、それも少し調べてみる。
液晶の駆動方式とかあまり考えた事無かったなぁ。

ちょっと長くなりそうなので、サイズと駆動方式については明日のエントリに分けたけど。

○UIについて
家電のUIってどうにも考えられて作られてる気がまったくしない感じだったりするんだけど、予算的には削られる場所なんかな。
ハードウェア的なスペックも大切だとはいえ、毎日使う事を考えたら日々の利用コストってのはかなり重要ですよね。

ってことで店頭で大手7社の液晶TVを実際に操作させてもらって比較してみた。
HDDレコの類と違って、液晶TV（HDD非搭載のもの）に関しては行える操作ってそんなに無いんだなぁという印象をまず受けた。

番組表以外だと操作可能なのが設定の画面と入力等の切り替え画面しかなかった。
そして入力切替/設定画面は映像上にウィンドウ的に表示されるタイプがほとんどみたい。
ほとんど似たり寄ったりで特出すべき点があまりない(n'ω'｀)

閉店30分前に店に着いたので時間が無くて写真とか取れなかったし、いちおう同価格帯商品として並んでる46インチあたりのでテストした。
欲しい40インチ前後のヤツを一通り探しながらとか出来る時間無かったorz

・TOSHIBA REGZA
リモコンにボタンが多く、従来の家電製品のUIのコンセプトである機能＝ボタンを踏襲してる。
番組表の反応が他のものと比較して割と早い。

・SHARP AQUOS
リモコンに液晶がついており操作がわかりやすい。
裏番組表という機能が非常に便利に思った。

・Panasonic　VIERA
番組表に広告が表示されたりした。
デフォルトの番組表表示は情報量が無駄に多く文字が小さい。
（まぁ設定できるんだろうけど。

・MITSHUBISHI　REAL
表示グラフィックがなんかショボいが、割と使いやすい。
多機種に比べてフォントのジャギーが非常にめだった。
メニューの類もそうだけど、データ放送の字幕とかかなりヒドい。

・SONY　BRAVIA
せっかくのXMBによるUIの実装なんだけど、けっきょく選べる項目が少ない液晶TVはさほど生きてない。
XMBで操作できるのは設定の類、入力の類、チャンネルの操作くらいか。
チャンネル操作での長いスクロール時のみに表示されるスクロールバーの動きになぜか感動していた。
また、他のTVと違って、その手の切り替え操作時にXMBが表示されるので、TVの映像上にウィンドウが表示されるタイプと違いメニュー自体が全画面に表示される。

ゲーム機やスゴ録とかとは違って、背景の半透明処理が無く、動きの滑らかさも少し欠ける。

番組表は他と違ってデータの読み込みが終わる前にスクロールされる。
操作に対するレスポンスは早くていいが、表示されてから文字が出るまでのラグを許容できるかどうか。

・HITACHI Wooo
SONYと同じく番組表の読み込みが後読み。
ただ、文字もそうだけど枠とかの描画がかなり遅くて、そっちがイライラの原因になる。

・Victor EXE
VIERA同様に番組表の横に広告が表示されるエリアあり。
今回見たTVの中で一番UIがグラフィカルだった。
若干動作が遅い（このビジュアルでって見方をすれば早いのかも。
初心者向けのUIか？

◆番組表の後読み
番組表の表示のBRAVIAとWoooだけの特徴である後読みについて少し書く。

他だと読み込み後に次スクロールが認識されるため情報とらないと先にすすめない。
大幅に移動したい時コツコツスクロールするのでかなりイライラする。
その点先にスクロールしていってくれると、読む必要が無い情報の読み込みが行われなくていいとは思った。

実際に見てみて、SONYのBRAVIAがUIとしてはかなり異色だった。
一度はコスト的な問題で排除されたが復活された経緯からも、SONYがUIにコストをかける思想にあるのが非常に嬉しい。
しかし事液晶TVに関してはさほど操作的な差があるとは言い切れないかもしれん。
もしXMBがTV映像にオーバーレイ表示できるなら、（スペック的に実現は難しそうだが）UIとしては群を抜くものになったと思うけど、現状の画面全部切り替わるのだと一長一短だと思う。

続いて明日は各社のサイズラインナップと駆動方式について調べる。