映画館に行こうと思っても、一番近い映画館まで自転車で40分。ちょっと遠い。
家ではあまり映画を見ないので、今日は久しぶりに映画を見た気がする。
作品は『虹をつかむ男』。山田洋次監督映画で、寅さんの次の路線として作られた96年の映画。
つぶれそうな場末の映画館の社長。映画が好きで好きでたまらないけど、経営力は無い。
そんな徳島の映画館に、家を飛び出し東京を飛び出した旅の末にたどり着いた青年。彼は、この映画館で働くこととなる。
どうしようもない社長の恋、自分の生き方を模索する青年。
やっぱり山田監督に西田敏行主演で人情映画を撮らせれば、当然すばらしい作品になるよ。
加えて、国内映画には類を見ない演出、各所に挟まれる外国映画。
『雨に唄えば』が流れるシーンなんて、西田敏行が雨の中を傘を持って踊る。
見終わった後、この作品は勿論、映画というものが好きになる映画だった。
元々好きだからもっと好きになった。
続編があるようなので見たいなぁと思うけど、レンタルしてきてまで見ようとはしないかな。
山田監督といえば寅さんだと思うけど、一作も見てなかったりする。
どうにも、あそこまでの人情映画は歯がゆくて見てられなくなる。
でも、隠し剣は見たくなった。地上波待ちかな。
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